少しでも早く手続きを済ませたい、少しでも多くの現金を手元に残したい、クレジットカード現金化を検討する際には、よりお得に取り引きするためにたくさんの現金化業者を比較していく必要があります。

そこで、何よりも避けなければならないのが、悪質業者と知らずにうっかり引っかかってしまうことです。

クレジットカード現金化は安全第一に考えて、信頼できる優良な現金化業者を見分けることが重要ですが、悪質業者もそうと宣伝してビジネスを行っているわけではありませんので、どう判断していいかわからないというかたも多いでしょう。

そこで、現金化業者を下調べする際に押さえておきたいポイントについて紹介していきますので、クレジットカードを現金化する前に確認してみてください。

換金率が高いのは優良業者の特徴?相場を知ろう

換金率が高いのは優良業者の特徴?相場を知ろう
クレジットカード現金化を行うために現金化業者のサイトを確認していると、目立つところに表示されているのが換金率です。

そして、その多くで最大換金率95%以上を掲げていて、90%前後の高換金率で取り引きできると謳われています。
ですが、実態としてほとんどの取り引きで90%を超える換金率で現金化できることはありません。

個人の利用者が数十万円程度現金化する場合の換金率相場は、申し込むタイミングにもよりますが75%から80%といったところでしょう。

それこそ悪質業者による誇大広告ではないかと感じるでしょうが、困ったことに優良業者でもこうした広告を打ち出しているところばかりで、余計に悪質業者との見極めが困難になってしまっています。

クレジットカード現金化を行う際、受け取り金額を左右する換金率を重要視するかたがほとんどだからこそ、多くの現金化業者が高換金率での取り引きが可能であると大々的に宣伝し、集客しているのです。

ただし、ここで気を付けておきたいのが、優良業者のほうは決して嘘をついているわけではないという点でしょう。
90%以上というのはあくまでも最大の場合での換金率であり、100万円を超えるような高額現金化だったり、法人相手での取り引きといった特定の条件下でのみ適用されます。

各現金化業者の公式サイトでも、表示されている換金率は最大の例で、実際に適用されるものは要確認としているはずです。
そして、優良の現金化業者であれば決済前に電話相談が行われ、そこで換金率の説明や実際に振り込まれる金額が伝えられ、納得した上で取り引きできるようになっています。

悪質業者との大きな違いがここです。
悪質業者は、高換金率を謳って集客するところまでは優良業者と変わりませんが、実際に取り引きの際に適用される換金率が相場に比べて大幅に低くなる上に、事前にその説明も行われません。

90%で現金化できると教えられたのに、実際に振り込まれたのは60%にも満たない金額だったといった被害が出ています。
換金率を確認する場合は公式サイトに書かれている情報だけを鵜呑みせず、相場を知った上で、決済前の相談で適用されるものと振り込み金額を教えてもらうように心がけましょう。

その際に、口頭でも相場よりはるかに高額の換金率を提示されたり、逆に、振り込んでもらえる金額を聞いた際に言及を避けられるようであれば、悪質業者による詐欺の可能性が高いと判断できます。

手続したのに振り込まれない!ひょっとして騙された?

手続したのに振り込まれない!ひょっとして騙された?
昨今、クレジットカード現金化手続きは主にオンラインで行われています。
現金のやり取りは銀行口座を介しますので、手続きが完了しても無事に振り込まれるか不安に思うかた多いでしょう。

危惧されるように、悪質業者に引っかかってしまったことで、クレジットカード現金化を行った後に現金化業者と連絡がつかなくなり、入金されないまま逃げられたといったトラブルも起こっています。

こうした悪質業者を回避するために、手続きを行う前に確認しておきたいのが現金化業者のサイトに載せられている会社概要です。
会社概要ページにはどのような運営会社が営業しているのか、会社の名称や責任者名、会社所在地や連絡先などが書かれています。

優良業者であれば会社がどこにあり、何かあったときにどこに連絡すればいいのか明確にわかるようになっている一方で、悪質業者はすぐに逃げられるように詳しい情報がないことがほとんどです。

一見明記されているようでも、悪質業者の場合は会社所在地として書かれている住所を地図で調べても実体がなかったり、連絡先は携帯電話でほぼつながらないなど、何かあったらサイトごと消えられるようになっています。

こうした悪質業者は問題を起こすたびに廃業しているので、いつ潰れても問題ないように利用者との窓口として重要なはずの公式サイトの作りもお粗末です。
スマホからの閲覧に対応していなかったり、誤字脱字、誤情報が多いなど、見るまでもなく怪しいことが多いので、条件がよさそうでも直感的に危険性を感じたら避けるようにしてください。

なお、手続き完了後3分での振り込み可というように、入金スピードを売りにしている業者がありますが、換金率が最大値で宣伝されているように、入金対応も最短で強調されていることが一般的です。

いつ申し込んでも最短で振り込まれるわけではなく、混雑しているときなどタイミングによっては当然遅れが出ます。

こうした対応により、優良業者であっても口コミでは振り込まれなかった、対応が遅くて困ったというような悪い評価がつけられていることがありますが、こちらは悪質業者のように振り込み自体行われなかったトラブルとは異なるものです。

振り込まれなかったという悪評を目にしても、どういう事情によるものなのか確認するようにしましょう。

差し引かれる手数料とその種類について明言されているか

差し引かれる手数料とその種類について明言されているか
現金化業者は、いろいろな名目で利用者に手数料を請求します。
換金したものを指定先の銀行口座へ入金するためにかかる振り込み手数料、買取やキャッシュバックの際にかかる事務手数料、クレジットカードを使った支払いのため業者負担になる決済手数料も求められることがあり、その種類は業者によってさまざまです。

透明性の高い取り引きができる優良業者であれば、適用される換金率のほか、そこから差し引かれることになる手数料についても何に、どのくらいの料金がかかるのか明確にされています。

しかし、悪質業者はここが不透明で、高換金率を謳いながら高額手数料を請求することで、実質換金率を大幅に下げていることが多いのです。
また、気を付けておきたいのがキャンセル料です。

クレジットカード現金化は、指定されたサイトで購入した商品を買い戻したり、キャッシュバックサービスを受けて換金される手続きですが、決済前であればキャンセルもできます。

換金率や手数料、実際の振り込み金額を確認した上で取り引きを承諾するか判断するためにも、買いもの前に電話での説明が必要になってくるのです。

そして、決済前であれば利用者と現金化業者との間に何も取り引きが成立していないので、一般的な認識としてキャンセル料という名目で料金は発生しません。

にもかかわらず、悪質業者は取り引きを中止するための費用として莫大なキャンセル料を請求してくるところも少なくなく、申し込みフォームに個人情報を入力してしまった手前、断りづらくていわれるがまま払ってしまったというような被害が出ています。

電話口でキャンセルすることを伝えると態度が一変し、脅しを受けたという声も聞かれるのでくれぐれも注意が必要です。

心配であれば、申し込む前に電話やメールから手数料について尋ね、キャンセル料が発生するようなことはないか確認しましょう。

はっきりとないといわれない限りは、取り引きすべきではありません。

電話口で融資の勧誘?甘言には乗らないように

電話口で融資の勧誘?甘言には乗らないように
クレジットカード現金化を検討するくらい急を要している状況であれば、つい自分にとって都合のいい甘い言葉に惑わされてしまうこともあるでしょう。

悪質業者が提示する相場とかけ離れた高換金率に食い付いてしまうのも、そういったかたが後を絶たないのもこうした理由があります。

そして、悪質業者の中には困っているかたにつけ込み、申し込み後の電話相談で現金化以外にもまとまった現金を用意する方法として、融資を提案するケースが見られます。
しかしながら、クレジットカード現金化業者として営業していながら融資を行うことは違法行為です。

悪質業者の中には、表では現金化業者を装いながら闇金業者とつながっていて、貸金でも利益を得ているところが少なくありません。
誘いに乗ってしまえば法外な金利での借金を背負うことになりますし、危険を感じて断ったとしても、申し込みの際に提供した個人情報が闇金業者に漏れるので、闇市場で売り買いされてしまうことになります。

個人情報を奪われ、拡散されてしまえば取り戻すことは困難です。
怪しげな電話かかってきたり、ダイレクトメールの量が増えるといった目に見えた迷惑行為を被るだけではなく、自身の知らないところで不正利用されて犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるでしょう。

だからこそ、悪徳業者は怪しいと思った段階で取り引きを切り上げるのではなく、最初からかかわりを持たないように自衛することが大切です。

名前も聞いたことがないような現金化業者には、どんなに条件がよくても申し込まないこと、口コミが少なかったり、あっても具体性のない賞賛ばかりでサクラが疑わるようなら避けるべきです。

安全性を重視するなら、可能な限り創業から長く営業しており、実績の多い大手の現金化業者を優先して利用しましょう。
少なくとも、違法営業は行われていないと判断できます。

クレジットカード現金化は、簡単な手続きだけで現金調達できるのが魅力ですが、悪質業者が紛れ込んでいるためにさまざまな被害が出ています。

間違っても悪質業者への申し込みは行わないように心がけ、そのためにも申し込む現金化業者の下調べは入念に行うようにしましょう。

後ろ暗いことがあるために泣き寝入りするかたが少なくありませんが、万が一問題が起こった際には、警察や弁護士などへの相談をおすすめします。

クレジットカード現金化は換金率や振り込みスピードも大切ですが、最も重要なのは取り引きの安全性です。